今日は7時半起き。 この日も1階のテラスで朝食。今日も快晴です。 今日はヴェネチアを発ち、オリエント急行に乗ります。あの、あのオリエント急行。ううーむ楽しみ。 ホテルをチェックアウトして、サンタ・ルチーア駅に向かいます。 発車までに時間が少しあるので、お土産などを見てうろうろしました。イケメン神父カレンダーはちょっと欲しかった(こういうのいいんだなあ、キリスト教は)。売店では、日本の漫画のイタリア語版がズラーッと並んでいました。特にジャンプ系。いちご100%とか…読むのか、イタリアの人。 友達にシャーマンキング好きがいるので、1冊購入。↓これはお菓子。 時間が来て、列車に乗り込みます。 正確にはベニス・シンプロン・オリエント・エクスプレスという列車です。ヴェネチアからロンドンまで行く列車で、我々は列車に一泊し、パリで降車します。 ちなみにオリエント急行にはドレスコード(服装規定)があります。ジーパンやスニーカーは駄目。男性は基本スーツ。日帰りの乗車は多少ゆるいようですが、宿泊はちゃんとしています。 うーむ、狭い。本当に狭い。普通体型の人がギリギリすれ違える幅です。もしかしたらもっと等級が上の車両は広いのかも。でも車幅は決まっていますから、限界がありますね。 これが個室の内装 これが部屋。暗くてブレててすみません。これは本当は翌日、降車する時に思い出して撮ったものです。ソファーは2段ベッドになります。 そして発車。 このランプは動かないようにくっついています。奥の棚にはペットボトルの水とグラスがホルダーで備え付けてあります。 入り口横にはこのような物が。開けると…。 洗面所です! ちゃんと水が出ます。アメニティも全て揺れで落ちないように設計してあります。 扉や壁の花模様は象嵌細工、扉内側の花模様は手描き! うおおすごい。本当に昔の車両なんですね。 天井はこのように。棚の装飾が美しい! 照明部分も小さいながらぬかりなし。電球カバーは花形のガラスです。 で…右にあるのは、なんとミニ扇風機。国鉄時代を思い出すレトロさ。しかしこの設備の理由はすぐにわかりました。暑いのです。とんでもなく。そう、この車両は古いだけに、空調設備が無いのです。冬はわかりませんが、夏に頼るのは扇風機と通気のみ。 ドアを閉めていると完全サウナになるので、もうドアも窓も開けっ放しです。 そうそう、ソファーと反対側の壁ですが、開くようになっています。しかも鍵が引っかけ式のものしかなく、試しに触ったら開いてしまいました。向こうは同行者の部屋なので良かったんですが。4人部屋にできるということなんでしょうね。しかし、いいのかなあ。 食堂車 発車してすぐに昼食。食堂車に移動します。 で、出たーラリック!! 先日(2009年)、ラリック展でこれを再び見ましたよ。うおお、贅沢、贅沢だ。 食堂車はこんな感じです。 食事はフレンチ! これがすごくおいしくて驚きました。それにずっとイタリアンだったので(マクドナルド食ってたがな)、新鮮です。 写真はここでは撮っていませんでしたが、メモによるとアスパラガスのポーク巻オレンジソース、すずきのゴマ焼きとウイキョウ、ポテト、パン。デザートにバニラアイスとさくらんぼのリキュール漬け。コーヒー。 その後部屋に戻り、オーストリアの手前で1時間ほど停車。 山が近い。 こちらは車両のパノラマ。 再度発車。あれってアルプスなのかしら? 地理わかってません。 こんなところに生まれ育ってたら、いろいろ違うだろうなあ、とそりゃそうだの事を考えました。 殺人事件はいつ起きるんだろう 16時頃におやつ(?)のパウンドケーキとオレンジジュース(氷が入っているのが嬉しかった)が部屋に届けられ、夕食は19時頃。 再び食堂車に行きます。確か私は別のワンピースに着替えました。母からもらった真珠のネックレスは、フォーマルで役に立つなあと思いました。 かろうじて撮った夕食の写真。気付くともう食べているので、なかなか写真撮れなくて…。それに何か恥ずかしいので。 メニューはエビのラビオリ(写真)、ローストビーフとフォアグラ、チーズ(いくつかある中から選べる。私はカマンベール?とスパイシーを選ぶ)、デザートにティラミス。マカロン、コーヒー。やはりおいしい! しかし量が多くて、残してしまいました。 食事の間に、同行者のひとりであるマジシャンのBさんがマジックを見せてくれました。すごい! さすがプロ。 …この旅の一行は様々な方々で構成されており、某大名誉教授でベストセラー作家のT先生はじめ、編集者、某空手連盟の理事、そしてマジシャン、など不思議なメンツ(すみません)。私はふと、殺人事件起きそう、と思うのでした。誰でも思うでしょう、このメンツ。 コーヒーが出たところで、他のお客さんが席がなくて困っているとのことで、私は席を立ちました。そのためマカロンは食べられず、残念。 夕食後に部屋に戻ると、2段ベッドが作られていました。部屋付きのボーイさんがやってくれます(ボーイさんは若くてイケメンでしたよ)。 窓を見ると星空がきれいでした。山にさしかかっているだけあって、数が多くて見事でした。 夜中にスイスを越え、あとはパリに着くばかりです。と言う訳で、明日はパリ。 |